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内視鏡生検

こんにちは。
院長の日下です。

内視鏡生検とは、病変部の組織を一部採取することにより、その組織や構造を観察することで診断に結び付けることができます。
口から内視鏡を入れ食道~胃~十二指腸を肉眼的に観察するだけでなく、組織を一部採取することでお腹を開けずに診断することができます。

以下の様な場合に内視鏡生検をします。
・嘔吐、下痢の治療に反応せず、原因を追及するため
・エコー検査、レントゲン検査などの画像検査で胃や腸にできものがあることが疑われた場合
このような場合に内視鏡生検をおすすめします。

本院での症例です。
嘔吐と食欲不振が続いたため内視鏡生検を行いました。
胃と十二指腸の内視鏡画像です。
十二指腸に出血と潰瘍が認められます。
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採取した胃と十二指腸の組織です。
これを病理検査します。
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この子の結果は胃は慢性胃炎、十二指腸は重度の慢性小腸炎という結果でした。
治療開始後速やかに良くなっていきました。

このように上部消化管、下部消化管の内視鏡は見るだけでなく生検をすることによってより詳しく診断し、適切な治療をすることができます。

なかなか治らない嘔吐、下痢などがあれば一度ご相談ください。

by kusakavet | 2013-12-21 18:52